新作「ルビーレッドブレンド」について
2021.04.12
フィーユ・ブルー アーモニーライン。紅茶、ハーブティー、中国茶など茶の垣根を超え、他に類のない手法で美味しさを追求した、マスターティーブレンダー 熊崎俊太郎が織りなす、他社にはないオリジナルテイストの最上級のブレンドティー。
“調和”という意のこのシリーズに、2021年、ノンカフェインティーの世界に美味しさの革命を起こすべく、Hermonie Infusionが誕生しました。
今回はルビーレッドのブレンドについてティーブレンダー 熊崎俊太郎がブレンドについて振り返ります。
Ruby Red Blendについて
以前より、フィーユ・ブルーらしいカフェインレスブレンドを飲みたいというリクエストは数多くいただいていました。常に課題としては頭にあったものの、フィーユ・ブルーのブレンドティーは“紅茶らしさ”と“複雑なおいしさ”にこだわっており、ハーブティーとしてローズヒップブレンドはあったものの、カフェインレス商品を販売してきませんでした。
フィーユ・ブルーでも当初よりアンフュージョンラインの導入の計画はあり、ローズヒップブレンドに次ぐブレンドとして“ルイボス”を使用したものは浮上していたのですが、このブレンドにも紅茶由来の奥深い風味を与えて、こだわりの伝わる製品にしたいと考え試作を進めていました。
近年、ようやく定着した感のあるルイボスティー。健康に良いとされる成分が紅茶と同等に含まれたノンカフェインのハーブです。風味としても興味深い味わいのルイボスティーを、健康飲料として多くあるようなルイボス主体の味を飲んでもらうというコンセプトではなく、フィーユ・ブルーの中でもハーブや中国茶などを要素として加えて新しい味わいを作り上げているアーモニーの発想で、ルイボスティーをメインに、フレーバードティーを開発したいと考えました。
何度もの試作を経て、ルイボスに、ハイビスカスやローズレッドなどのハーブ、そして、カフェインレス紅茶と、それぞれに違う個性、成分由来の特性をも絶妙なバランスで“調和”を図りました。同時に、ルイボスティーの風味と、かねてより注目していたザクロの香調を組み合わせ、そこにザクロの果実があるかのように感じていただけるよう、ステビアとハイビスカスを少量加えることで調整を図りました。
紅茶をブレンドすることについてもたくさんの検討をしてきたのですが、フィーユ・ブルーとしては初めて採用する、脱カフェイン加工をしたケニアとセイロンの紅茶葉を使って、ある程度の“紅茶らしさ”を残しつつ、加工茶葉の風味上の弱点である深みの乏しさを補い、穏やかな香味という長所を活かすように、全体を再構築しました。結果として、就寝前でも時間を問わず飲めるお茶として、楽しみの幅も広がったと感じます。
こうして出来上がった「ルビーレッド」。液色は極めて鮮やかな紅色、とはいかなくなりましたが、ルイボスと紅茶とフルーツが織りなす、飲みやすくも一風変わった風味と、カフェインレスで抗酸化成分やビタミンもある程度期待できる、ほぼノンカロリーの飲料に仕上がったと思います。
ちなみに「ルビーレッド」はザクロの品種名。今回はザクロ由来の成分は含まれず、香調のみではありますが、以前ザクロについて学んでいた折に、ザクロのイメージにぴったりなネーミングだと感心し、いずれブレンド名に使えないものかと思っていたものを今回採用しました。
お楽しみいただければ幸いです。
ティーブレンダー 熊崎俊太郎
ルビーレッドブレンドはとにかく習慣化してしまうような味わいをもったブレンドティー。自由な飲み方で毎日飲んでいただける楽しみの多いTEAとなったので、今後、もっと気楽にたくさん飲んでいただけるような商品も展開していく予定です。
——–次回はルビーレッドブレンドの楽しみ方についてなど、配信します
ルビーレッドブレンド
原材料:ルイボス(南アフリカ)、紅茶(ケニア、スリランカ)、ハイビスカス(エジプト)、 ローズレッド(パキスタン)、ステビア(中国)/香料 (※紅茶は脱カフェイン加工)