新年あけましておめでとうございます。

いつも、フィーユ・ブルー商品をご愛飲いただき、ありがとうございます。

2025年を迎える中、まずは昨年を振返ってみますと、２年ほど前までのコロナ禍が嘘のようにマスクすらいらない社会に変わってきました。
同時に、ふと気付くと世代交代を大きく感じさせる年であったように思います。
ミレニア世代、Z世代が消費を牽引する社会へと変化していくなか、新世代のJ-POPの隆盛、SNS等ネットメディアの台頭などが目立った動きとしてありました。かたや既存マスメディアの凋落、茶業界にあっては緑茶の不振が続き、社会的には老舗飲食店や菓子店など世代交代できず、多くが廃業など、なくなっていったりするような年でありました。

紅茶もかつてのイギリスやヨーロッパ文化をなぞってきたシニア世代中心のマーケットから、若い世代へと確実に変わってきており、紅茶の楽しみ方もずいぶんと変わってきたように思います。各地のアフタヌーンティーもスコーンやサンドイッチなどメインにしたオーソドックスなスタイルだけでなく、セイボリーやスイーツなど趣向を凝らし、オリジナルなアフタヌーンティーが流行するなど変化をみられる他、これから紅茶の世界をはじめるという方も増えてきたように思います。
私共としては、フィーユ・ブルーの一連のブランドを介して、既存のお客様だけでなく、これから紅茶をはじめる新しい世代の方々にこれからの紅茶のあり方を提案してかなければいけない使命を帯びているように感じております。

これからの時代、紅茶はどうあるべきか、どのように皆様に紅茶を理解いただき、好きになっていただくか。
ここに来て、新しい課題が多く吹き出してきたように思います。
２０２５年はこうした答えを皆様に示していく年であり、今後の日本における新しい紅茶文化の創造につながっていくような年になるよう、一歩一歩、あゆみを進めてまいりたいと思います。

本年もどうぞフィーユ・ブルーをよろしくお願いします。

2025年1月1日

株式会社フィーユ・ブルー
代表取締役　渡部 芳信