あと味さっぱり!夏のひんやりチーズケーキ。
2018.07.17
暑い夏の日にはフルーティーな香りの喉ごしのよいアイスティーが飲みたくなります。今回はLE BLEU「ピーチ」ティーに合わせ、冷やすと一層美味しい心地よい酸味のチーズケーキを教えていただきました。フィーユ・ブルー「ピーチ&ピーチ」でもお楽しみいただけます。
「ピーチ」ティ―は甘い桃の香りが紅茶の旨みとうまくまとまっていて、香料だけが主張することなく飲みやすくて好きなフレーバードティーです。食のペアリングというのは、似たもの同士、または相反するもの同士が美味しく感じます。ピーチの甘い香りは、チーズケーキの酸味を合わせることでよりフルーツらしさが際立ってきます。また、チーズケーキはチーズの酸味とアプリコットの酸味を合わせ、美味しさのバランスをとりました。
ニューヨークチーズケーキとは、ベイクドチーズケーキの種類のひとつ。オーブンでこんがり焼きあげるベイクドチーズケーキに対して、ニューヨークチーズケーキはクリームチーズの量が多めで小麦粉をあまり使用せず、じっくり湯煎焼きにするという違いがあります。ひとつのボウルで材料を加えて混ぜていけばできてしまう、つくりやすいケーキです。暑い季節は冷やして食べるのがおすすめです。
マリービスケット 3枚
バター 10g
クリームチーズ 100g
サワークリーム 50g
砂糖 40g
全卵 1/2個
卵黄 1個
生クリーム 70g
レモン汁 小さじ1杯
薄力粉 小さじ2
アプリコットのコンポート 4個分
※アプリコットのコンポートの作り方は下に。
型にクッキングシートを敷きつめる。
※お湯を加えて蒸し焼きにするので、クッキングシートはチーズケーキの生地が漏れないように切らずに折り込みます。
ビニール袋にマリービスケットを入れ、麺棒など使って細かく砕き、別容器で溶かしたバターに加えてよく混ぜる。
別容器に入れ、溶かしバターと砕いたビスケットをよく混ぜ、1.のケースにスプーンで軽く押さえながら敷き詰める。
その上に水気をきったアプリコットのコンポートを並べる。
ボウルにクリームチーズを入れてヘラなどでよく練り、なめらかになったらサワークリーム、砂糖を加えよく混ぜる。
さらにに卵黄、全卵、レモン汁、生クリームを少しずつ加え、泡だて器で混ぜていく。
薄力粉を茶こしでふるい入れながら加えてさらによく混ぜる。
6.を型に流し入れる。
7.をバットに置き、バットに熱湯を注いで180度のオーブンで20分、170度に下げて25分蒸し焼く。
※熱湯を入れるとバットも熱くなるので、オーブンの中にセットしてから熱湯は注ぎましょう。
焼きあがったら、オーブンから出し、よく冷ましてから冷蔵庫で冷やす。
ドライアプリコット 50g
グラニュー糖 50g
水 100㏄
グラニュー糖と水を鍋に入れ、煮立ったらドライアプリコットを入れて、弱火で10分煮る。
※今回のケーキにはフルーツらしい酸味が強めでクリームチーズと相性のよいアメリカ産のアプリコットがおすすめです。
鍋に入れたまま冷ませば出来上り。
※コンポートはヨーグルトやアイスクリームに添えても美味しいデザートに。
「ピーチ」ティ―は、甘さのなかにフルーツらしい酸っぱさとみずみずしさをもった桃の香りとニルギリ紅茶の特徴をいかすことで、より桃の風味に近づけたブレンドです。フルーツの紅茶ではありますが、桃の香りがミルクにも似た部分があるので、アイスやソーダだけでなくミルクティーもおすすめです。
チーズケーキとの相性はある程度見込んでいたのですが、haru先生のケーキでは、蒸し焼きによる優しい香ばしさと、サワークリームやアプリコットの酸味で、「ピーチ」に仕掛けた甘い香りの中にほんのりある爽やかな部分が引き立ってきます。「ピーチ」の紅茶としての美味しさが一層わかりやすくなり、とびきりのペアリングになったと思います。
ケーキと紅茶、調和する風味と余韻とを、季節問わず美味しく楽しめるご提案、ありがとうございます。
フードコーディネーター。祐成陽子クッキングアートセミナー・フードコーディネーターコース卒業。作りやすく色味も美しいパンやお菓子が評判で、お菓子が引き立つコーディネイトやラッピングも人気。