アーモニー レソンス パストラーレ
2025.12.12
2026年発売予定の「Pastorale パストラーレ」。
“究極の紅茶”を追求するアーモニーの中で、『パストラーレ』はその入り口となるようなブレンドとなるため、“L`essence レソンス(エッセンス)”と銘打っています。ティーブレンダー 熊崎俊太郎のこだわりはそのままに、至高のクオリティー感はありつつも、より身近にお楽しみいただけるようなブレンドです。
味わいは、セイロンの高地産茶が持つ、すっきりとしたのど越しを活かしつつキレ味は抑え、穏やかな風味にまとめています。半発酵茶をハーブのように加えたことで、紅茶らしい味わいをもっとクリアに感じることができます。
フィーユ・ブルーの『セイロン』、『ダージリンBOP』、『ロイヤルブレンド』、『アイリッシュブレックファースト』と飲み比べてみると、それぞれの個性の違いをより感じることができ、紅茶選びのベンチマークとなるようなブレンドです。緻密なブレンドによって完成されたハイグロウン由来の風味とモダンなテクスチャーによる“茶葉がもつおいしさ”をまずはお試しください。
ブレンダーノート From KUMAZAKI
一杯の紅茶のなかには、五感に訴えてくる「美味しさのポイント」がたくさんあります。
紅茶の旨味というのは、決してひとことで言い表すことができない複雑なものではありますが、それを感じやすいポイントとしては、やはり「香り」に着目することになるでしょう。
単純化して説明すれば、今日の気分で欲しいものを選ぶ際に…花の優しい香り→ディンブラ、新緑の爽やかさ→ダージリン、焼き芋の甘香ばしさ→アッサム、柑橘の涼やかさ→ニルギリ、…といったように、強調されたポイントの知識があれば、判断が容易になります。
さらに、ブレンドティーやフレーバードティーは「美味しさのポイント」を特定の方向で強調する意図も持ってつくられていますから、なおさら“今の気分にぴったりの選択”につながるわけです。
私はティーブレンダーとしてこれまで数百種類の開発に関わってきましたが、それはすなわち、素材となる産地茶葉を組み合わせ、さらには香りのエッセンスやハーブやスパイスを加えて、その製品の「美味しさのポイント」を明確に打ち出す仕事、と言い換えることもできます。
フィーユ・ブルーには「ベーシック」というべき、産地特徴を活かした(エリアティー)ブレンドのシリーズにあたる、『セイロン』、『ダージリンBOP』、『ロイヤルブレンド』があります。
ノンフレーバーの製品としては現在『アイリッシュブレックファースト』(上記3ブレンドの特徴を少しずつ兼ねた風味)があり、こちらはブレンドの立脚点はcに近く、種別としては、大きく異なる産地茶葉(エリアティー)を組み合わせた「インターナショナルブレンド」というものになります。
『パストラーレ』は、フレーバーやハーブ、スパイスなどを使用しない茶葉のみの、インターナショナルブレンドティーです。しかし、背景となる仕掛けの複雑さや、ブレンドの手法、詰め込んだアイディアのボリュームから、レギュラーの『アイリッシュブレックファースト』と同列の商品ではなく、音楽用語を使ったネーミングの「アーモニー」シリーズの製品としてご用意することになりました。
ただし今回は、これまでの「アーモニー」とは異なり、ブレンド意図をより完遂するためのフレーバーやハーブをまったく使わず、「チャノキ」由来の茶葉だけで構築したブレンドティーになっています。
そして同時に、フィーユ・ブルーが、そのブランド名の通り追及している、あおい葉=茶葉のチカラと可能性を強く感じさせるブレンドティーとなったことから、会社の意思を伝えるべく「L’essence」というサブタイトルを冠させていただくこととなりました。
こういった意図を踏まえて、飾らず奥深い味わいの『パストラーレ』の立ち位置が決まりました。
とても飾り気のないブレンドティーです。とにかく飲み易く仕上げてあるので、スッと飲み終わってしまい、あれれ?となるかもしれません。
まずは目安となるレシピで抽出していただき、ぜひ、シンプルでクリーミーな風味の食べ物とご一緒にどうぞ。
最初におすすめするのは、バニラモナカアイスです。さっそく『パストラーレ』をひと口。次にアイスを食べて、そしてまた『パストラーレ』を飲んでいただくと…劇的にブレンドティーの立体感、余韻、隠された複雑みが増して感じることと思います。
もちろん、つまりは“加糖したミルクティー”でも美味しいのですが、そうすると茶液の風味が、まるごと異なる美味しさに変化してしまうので、あくまでストレートの紅茶と、食べ物とを交互に口にしていただくことで、まずはブレンドの面白さをお楽しみください。
他にも、素材にこだわったシンプルなロールケーキや、マヨネーズを使ったチキンのホットサンド、白身魚のフライ、クリームスープ、オードブル(ピンチョス)などに合わせていただくのもおすすめですし、過度に甘みや素材の風味が強くない、淡白な味わいの和・洋菓子などにも向いています。
ただしいずれの場合も、しっかり満足する量のスイーツやフードを召し上がるタイミングなら、他の紅茶がおすすめとなります。つまり『パストラーレ』は、ちょっと何かをいただくときに、おいしさが引き立つタイプのブレンドなのです。
ブレンドティーの味わいを追求してみたい方は、ティーテイスターが鑑定の際に採る方法のひとつもお試しを。
まず倍ぐらいの濃さで抽出し、差し湯を段々にして、ほんの少量ずつ味わいながら、やや濃いめ、通常の濃さ、やや薄め、かなり薄めと抽出液をのばしてゆき、最後にグラニュー糖をごく少量溶かしてみてください。風味の奥行きや茶葉の旨味の細部が、より強く感じられるはずです。
いずれにせよ最終的には、ざっくりと気楽に召し上がっていただきたいブレンドティーです!
『パストラーレ』の名の通り、例えば広い空の下、そよ風のわたる緑ゆたかな牧場で背伸びをするような気分で…窓を全開にして換気をしたり、かるいストレッチをしたり、そういうときに得られる心地さ、リフレッシュする感覚を手助けする一杯であったら、それがティーブレンダーとしては一番嬉しいことです。
また、ウェブサイトのコラムも参考にしていただきながらフィーユ・ブルーの『セイロン』、『ダージリンBOP』、『ロイヤルブレンド』、『アイリッシュブレックファースト』とも飲み比べていただけば“その日の気分で飲むブレンド選び”の新たなヒントにもつながると思います。
味わいの傾向としては、前述の“風味の分類”でいえば「新緑や清涼な空気を連想させるもの」であり、フィーユ・ブルーでは、インド北東部・ヒマラヤ山麓の高地産茶である『ダージリンBOP』と同グループになります。
しかし決定的な違いが双方の味わいに感じられるのは、『パストラーレ』のベースがスリランカ・セイロン島中央山岳地のヌワラエリヤの茶葉だからなのです。栽培標高は似たような両者ですが、気候・土壌・茶樹品種・製茶体制などの違いから、微妙なところで、それぞれに特徴的な個性が出ています。
今回は、原料となる茶葉を複数、吟味調合してヌワラエリヤ紅茶らしい青葉の香りや清涼感ある余韻を追求しつつ、よりダージリン紅茶とは違う着地点を演出するために、少量のケニア紅茶による仄かな果実香やミネラル感、台湾の高地産烏龍茶による微かな乳香と花香を加えることで、全体を整えてあります。
カップに注いだ際の、緑がかった透き通る黄金色の要素が含まれた茶液の色も、このブレンド構成に由来しています。
フィーユ・ブルーが取り組みつづけている“これからの紅茶”への探求や挑戦についても、ふんわりと感じていただければ幸いです。
フィーユ・ブルーのスペシャルブレンドの多くは、「アーモニー」(ハーモニー)というシリーズ名で、それぞれブレンドのコンセプトと響きあう要素をもつ《音楽用語》を用いています。
【パストラーレ(音楽用語・仏ほか):牧歌的な性格を持った楽曲。羊飼いの音楽や田園風景を題材にした、のどかさを感じさせる美しい旋律が特徴。英語ではパストラール。】
人間の感覚というのは不思議なもので、「パストラーレ」という名称の楽曲はどれも、牧歌的、田園風景、穏やかな風と光、みどりの香り、どこか清々しい高原の空気、といった記憶を呼び覚まされるような曲調を持っており、試しに他の方に問うてみても多くの場合「自分もそんな風に感じる」という答えが返ってきます。
なお「パストラル」という単語も外来語としては世間でおなじみのものとなっているので、もしかするとその先入観でブレンドの雰囲気と合わない、とお感じになるかもしれませんが、ブレンド名はフランス語であり音楽用語である「パストラーレ」なので、その点はご了承ください。
私は子供の頃から、ヌワラエリヤの紅茶を飲むと見晴らしの良い牧草地やそよ風のような連想をするのが常でした(もちろん例外的な茶葉もあります)。後年、実際にヌワラエリヤ(スリランカ)を訪問するようになって、高原の空気をじかに浴びたとき、それは確信に変わりました…もっとも、高地にある茶産地は、世界中どこも似たような清涼感とある種の静かな解放感があるものなのですが(笑)
楽曲の「パストラーレ」といえば、自分の記憶で特に古いものは、ヴィヴァルディ『四季』の「春」(RV269)第3楽章の Danza pastorale と、ビゼー『アルルの女』第2組曲 Pastoraleでしょうか…今回のブレンドのイメージにも通じる、美しい旋律ですね。
そして、小品の楽曲ではなく交響曲のタイトルになりますが、超有名どころでは、やはりベートヴェンの『田園』。世界観に圧倒されつつ愛聴しています。さらに、せっかくなのでこの機会にネットでも探索してみましたが、色々な Pastorale を新たに知ることもでき、ブレンドの後追いにはなりますが、このネーミングにして良かった…と改めて思いました。皆さまもティータイムのBGMに、 Pastorale をぜひ。
ともあれ、ブレンドティー『パストラーレ』、ご賞味いただければ幸いです。
ティーブレンダー 熊崎 俊太郎
【12月12日18時から12月21日の10日間の限定特典】
特典1 オリジナルアイテムプレゼントキャンペーン
■3,240円(税込)以上のお買い上げで、新ブレンド「パストラーレ」3ティーバッグを先行プレゼント!
■5,400円(税込)以上のお買い上げでマルシェバッグをプレゼント!
※マルシェバッグプレゼントはご自宅お届け分のみに同梱させていただきます。別送はできません。
※マルシェバッグは数に限りがあります。在庫が終了次第、本特典も終了いたします。ご了承ください。
※送料はお買い上げ金額に含まれません。
特典2 ポイントプレゼント
■12月12日18時から14日までポイント5倍!
お買い上げ金額の5%ポイントを進呈(会員様特典)します!
■10,000円(税込)以上のお買い上げで会員様には通常ポイントの他に1000ポイント(12月25日に加算)をプレゼント!
※ポイントは会員様特典。発送より3カ月間有効
詳しくはSpecial Thanks 10days 2025専用ページに!
https://feuillesbleues.com/onlineshop/specialthanks10days2025/

たっぷり100ティーバッグ入り福袋!今冬新商品・特別商品と「パルフェタムール」と「セレブレーション」。さらに、テイスティングカップか、マグカップ&ポーチが選べる盛りだくさんの福袋です【数量限定】

たっぷり100ティーバッグ入り福袋!今冬新商品・特別商品と「パルフェタムール」と「セレブレーション」。さらに、テイスティングカップか、マグカップ&ポーチが選べる盛りだくさんの福袋です【数量限定】
これからの寒い季節に。ミルクティー用「スウィートキャラメル」「チャイブレンド」。12月21日まで特別価格!

これからの寒い季節に。ミルクティー用「スウィートキャラメル」「チャイブレンド」。12月21日まで特別価格!
ちょっとした贈り物にぴったりの紅茶のクリスマスプチギフト3個セットです。
マロンティー、チャイブレンド、ローズヒップブレンドと特別なブレンドでご用意しました。【12月12日18時から12月21まで】

ちょっとした贈り物にぴったりの紅茶のクリスマスプチギフト3個セットです。
マロンティー、チャイブレンド、ローズヒップブレンドと特別なブレンドでご用意しました。【12月12日18時から12月21まで】
この夏も人気だったレモネード&ティー
業務パックをSpecialThanks 10daysに特別販売!

この夏も人気だったレモネード&ティー
業務パックをSpecialThanks 10daysに特別販売!
SpecialThanks10days2025限定 特別商品
特別ブレンドのキャニスター缶用リフィルをご用意しました。【12月12日18時から12月21まで】

SpecialThanks10days2025限定 特別商品
特別ブレンドのキャニスター缶用リフィルをご用意しました。【12月12日18時から12月21まで】