2017.08.18
夏の一押し簡単アレンジとして大活躍のTEAPOPは「フルーティーな香りのブレンドがおすすめ」ということで「マスカット」や「ピーチ&ピーチ」「セレブレーション」をご紹介していましたが、フルーティーな香りのブレンドは他にもあるよね??と疑問に思われる方も多いのではないのでしょうか?
そこで、フィーユ・ブルーのフルーティーな香りのブレンドをTEAPOPにして飲み比べてみることにしました!そしてせっかくなので、「TEA MOJITO」向きのブレンドも調べるべく飲み比べです!
左から「ピーチ&ピーチ」「セレブレーション」「アールグレイ」「パヴァーヌ」
※今回TEA POP、TEA MOJITOに一押しのマスカットは言わずともなので実験に含みませんでした。
炭酸水のペットボトル500mmに1ティーバッグを入れ、一晩寝かせます。詳しい手順はこちら。
ココでワンポイント!
茶葉の味わいをしっかりと抽出させたいときは、炭酸水に漬ける前にティーバッグを少量の熱湯をかけ、茶葉を湿らせて炭酸水に漬けましょう。そうするとお湯で茶葉が開いている状態なので茶葉のエキスが抽出されやすく、乾いた茶葉を一晩漬け置くより紅茶の風味するTEAPOPが出来上がります。TEA POPを使ったアレンジなどにはこの方法で作ったものを使うと加える素材に紅茶の風味が負けないのでおすすめです。
それぞれグラスに注ぎ、ガムシロップを少量くわえました。
上の写真、左から「ピーチ&ピーチ」「セレブレーション」「アールグレイ」「パヴァーヌ」。水色はあまり差がありません。
それでは飲み比べてみましょう!
「ピーチ&ピーチ」 桃の香りが華やかで喉ごしすっきり!
飲んだ時の味わいも軽やかですが、何よりフルーティーな桃の甘い香りが際立ちます。ピーチ&ピーチは白桃と黄桃の香りを合わせたブレンドですが、TEA POPにすると炭酸の喉ごしとともに、黄桃のすっきりとした甘い香りがスーッと鼻に抜けていきます。ガムシロップを加えて甘めにすればジュース感覚でも楽しんでいただけます。
「セレブレーション」 爽やかな香りと上品な味わい。
柑橘系の他にバニラやアーモンドなどの複数の香りの要素で組み立てられたフレーバーの「セレブレーション」ですが、TEAPOPになると爽やかな香りが引き立ちます。炭酸水出しならではの軽やかなの味わいにガムシロップを少し加えればシャンパンのような上品なドリンクに。
「アールグレイ」 ちょっとビターな大人のティーソーダ
ベルガモットの香りと茶葉のキームンの香り、そして茶葉のもつ自然な甘さのバランスが絶妙なおいしさを作り出すアールグレイですが、ホットで淹れるときとは違い、ベルガモットの香りがグッと抜けるところに、キームンの香りが重なりますが、ここに茶葉の甘さが加わらず炭酸水の風味が入ってくるので、ちょっとビターな風味になります。そこがちょっとクセのある味わいのように感じられる方もいるかもしれません。
「パヴァーヌ」甘い香りが印象的
パヴァーヌは香りもさることながら茶葉のコクにも特徴があるブレンドです。しかしTEA POPは茶葉の抽出は軽くなるため、香りがよりググッと際立ちます。そのためパヴァーヌの甘い香りがより強く感じました。ガムシロップを少し加えただけでも香りに引っ張られて甘さも強く感じられます。
それぞれのブレンドのフレーバーの違い以外にも、TEA POPにしたときの香り立ちの強さの違いや、茶葉の香りを感じられるブレンドもあったりと、飲み比べてみるとブレンドごとの特徴がよく見えてきました。
「TEA MOJITO」はティーソーダにミントとライムを加えるだけで作れる簡単なアレンジです。
作り方はこちらでご紹介してます。
さて、早速飲み比べてみましょう!写真がブレていますが、これは早く飲みたかったせいです(^^;)
「ピーチ&ピーチ」 女子ウケ間違いなし!
やはりおいしい!甘い桃の香りにライム軽い酸味とミントの清涼感が重なってすっきり爽やかな美味しいTEA MOJITOの完成!ピーチ&ピーチの香りがスイートなので、女子ウケ間違いなし!とスタッフの間でも人気の高いブレンドでした。
「セレブレーション」 ライムの香りと味わいがちょっとマイルドに
こちらも美味しく出来上がりました!セレブレーションの複雑な香りの中に柑橘系のフレーバーも含まれているので、さらにライムとミントを加えてもそれを包み込んでしまうような包容力を感じました。ただし、セレブレーションのフレーバーが強く出てこないので、セレブレーションのフレーバーが大好き!という方は物足りなく感じるかもしれません。
「アールグレイ」 大人の味わい。カクテルになりそう・・・
お酒を楽しまれる方には人気が高そうな仕上がりです。TEAPOPの時点でビターな風味だったところにライムとミントをくわえたら、ホワイトラムなどのリキュールを加えてしまいたい!!と言わんばかりの一杯になりました。
「パヴァーヌ」 パヴァーヌはパヴァーヌ
ライムとミントをくわえましたが、見事にパヴァーヌ香りの圧勝!甘い香りが強いせいか、ライムとミントの爽快感や清涼感があまり馴染まないという印象でした。
全体の予想としては、ピーチ&ピーチとセレブレーションは、よくTEA POPを作って飲んでいたので頭の中でライムとミントを加えたイメージをしてもTEA MOJITOも絶対はずさないだろうと思っていました。アールグレイは甘さのあるフルーティーな香りではないので向かないだろうなと思っていたのですが、ダークホースでした。アールグレイモヒートちょっとハマりますね!パヴァーヌはあそこまで主張してくるとは思っていませんでした。しっかり一晩置かず、香り立ち弱めにつくったティーソーダならうまくいくかもしれません。もともとマスカットのアレンジとして考えたせいもありますが、加わる要素(材料)との相性もあるので向き不向きはやはり出てしまいました。
アレンジとブレンド組み合わせを考えるのはやはり難しいですが、こうやって実験をしてみることで見えてくるブレンドの新しい表情も発見できるのはとても勉強になりました。
また、皆様のティータイムのお役に立てるような実験を考えてやってみますので、どうぞお楽しみに!
ちなみに・・・
ココでもうワンポイント・・・
モヒートアレンジは今回実験にはエントリーのなかったマスカットで初めて試したアレンジでした。
その時のことですが、一度材料を買ってきて試作するとそれなりの杯数を作れるので、スタッフ全員に試飲してもらいました。そこで「お酒入れたい!!」という意見が!気が付いたら早速ホワイトラムを入れて試しており「おいしー♪」とおかわりの声が!
・・・ということでカクテルになったTEA MOJITOも大好評でした(^^)
ピーチ&ピーチ、セレブレーション、アールグレイはカクテルでもおいしくなるのではないかと思います。(筆者は下戸なので実験しません。すみません。)
よろしければお試しください。
※お酒は二十歳になってから。