2017.08.01
紅茶はいくつかのポイントに気をつけると、格段に美味しくなります。
紅茶は茶葉のエキスなので、入れる際、いかに美味しい成分だけを上手に取り出し、苦みなど不要な成分を出さないことが、美味しく入れる鍵となります。
ポット、トング、タイマー、ティーカップの他、温度を下げないようティーコージー(毛糸の帽子やタオルでも可)を用意します。
浄水した新鮮な汲みたての水道水を用意します。
茶葉がお湯の中で動きやすいように、ティーバッグを広げながら三角錐に形を整えます。
同じ道具で入れていると、毎回の比較がしやすく、お好みの風味を見つけやすくなります。湯量を、使用する道具での水位を確認しておくことで毎回計量せずに使用できます。
軽く数回振ることで細かい茶葉を落とし、さらに茶葉同士をほぐします。
多めの水を沸かし、大きな泡がボコボコ出て、ヤカンであれば蒸気の音が変わるくらいまで(100℃)、しっかり沸騰させます。泡が500円玉程度の大きさになるまで沸騰させ30秒ほど沸かします。
茶葉の美味しさは80℃以下になってしまうと引き出せません。抽出中に100℃に近い温度を保つため、余分なお湯を使用し、ポット全体をあらかじめ温めておきます。
あらかじめ温めておいたポットにお湯を入れ、後からティーバッグを入れます。お湯の量は1ティーバッグにつき、200cc~220ccがおすすめの分量です。
ティーバッグの茶葉は固まりやすいので、素早くお湯が浸透するようにポットを軽く揺らして沈めることでジャンピングがしやすくなります。
温度が下がらないよう、マット、ティーコージーを使用します。蒸らしている間は静かに待ちます。苦みやエグミが出ないよう、揺らしたり、持ち上げたりしないようにしましょう。推奨蒸らし時間は目安です。水の硬度、量により変わります。スプーンなどで風味を確認し、好みのポイントを見つけてください。
お湯の温度は底から下がる性質があるので、ポットの下にマット(タオルなどでも可)を敷くことが最も効果があります。
茶葉を潰さないようにティーバッグのメッシュの中央部分をトング(または箸など)でつかみ、お湯からスゥーッと引き上げます。三角の頂点を下にして、最後の一滴(ゴールデンドロップ)が落ちるまで少し待ち、完成です。ティーバッグを取り出した後、ポットの中の抽出液が均一になるようポットを軽く揺らして混ぜます。
ゴールデンドロップを取る際もティーバッグを強く振らないようにしてください。
ティーバッグの中心をつかむのが難しい場合は、三角の頂点をつかみポットの縁に引き出し、取り出すと簡単です。