アールグレイの上品な香りが詰まったコンフィチュールでリフレッシュ
2017.07.31
日差しが強くなってくるこれからの季節に、お湯を沸かさず紅茶のおいしさを楽しむ方法を教えていただきました。アールグレイのベルガモットの香りと紅茶の風味をコンフィチュールにぎゅっと詰め込んで、いただきまししょう。
暑さに向かう時期ですので、生クリームなどを使ったスイーツと合わせるのではなく、紅茶のおいしさを別の楽しみ方で感じていただくことにしました。フィーユ・ブル―の紅茶は濃く抽出しても苦さや雑味がないので、今回はしっかりと風味を出し切ったコンフィチュールの作り方をお教えします。
アールグレイは上品で華やかな香りや風味から、シフォンケーキやクッキーなどのお菓子作りにもよく利用される紅茶です。牛乳や生クリームとの相性もよいので、今回は水を使わないミルキーなタイプにしました。 牛乳にアールグレイをひと晩浸しておけば、調理時間は15分ほどでとても簡単です。
暑い季節は、バニラアイスにかけたり、朝食のバケットに使ったり、2週間ほど冷蔵保存できますので、たっぷり楽しんでみてください。
牛乳 100㏄
生クリーム35% 100㏄
グラニュー糖 40g
アールグレイ 2ティーバッグ
水あめ 10g
茶葉を100㏄の牛乳に浸し、冷蔵庫でひと晩おく。
写真はティーバッグに牛乳をひと晩浸しておいたもの。しっかりと風味が牛乳に出てきます。
※牛乳を入れる前に10ccほどの熱湯をティーバッグにかけ、茶葉を開かせておくと、しっかり早くエキスが出ます。
鍋に「1」を入れ、沸騰したら火をとめ、フタをして3分蒸らす。
紅茶を引き上げ軽く絞るイメージで、しっかりとエキスをいれましょう。
茶葉を取り出し、生クリーム、グラニュー糖、水あめを加える。
計量時グラニュー糖の上に水あめを乗せるようにすると、軽量もしやすく、水あめが皿に残らず鍋に一気に鍋に入れることもでき便利です。
ゴムベラで鍋肌からすくうように混ぜながら、10分程度中火で煮詰める。
煮詰まってきたら、とろみを確認し、写真の程度で火を止め、容器にうつします。完成後もかたまるので、イメージより少しゆるめで火を止めます。
冷たい牛乳でティーバッグから時間をかけて抽出し「食べる紅茶」をつくるアイディアは、とても刺激的で、紅茶の楽しみをさらに大きく拡げてくれますね。コンフィチュールにしっかりアールグレイの香りがあるので、合わせて「飲む紅茶」は軽やかにいれたダージリンやセイロンではどうでしょう?このコンフィチュールなら朝食だけでなく、パンケーキやクラッカーなどにもたっぷりと使いたくなりますし、さらには他のスイーツの隠し味にもなるのでは、とワクワクします。
濃厚でおいしいだけでなく、紅茶の味わいがしっかりと感じられることには驚きもあるので、おもてなしアイテムとして、ティーパーティーにも活用できますね。
フードコーディネーター。祐成陽子クッキングアートセミナー・フードコーディネーターコース卒業。作りやすく色味も美しいパンやお菓子が評判で、お菓子が引き立つコーディネイトやラッピングも人気。