ティーブレンダーの熊崎です。 2023年も紅茶のご用命をいただき、ありがとうございます。

皆さま、昨年と比べて最近のティータイムは、いかがでしょうか？

もちろん、《紅茶を活用して日常をちょっと豊かにすること》が、既にご自分の生活にしっかりと根付いていて「以前と何も変わらない」という方も多いでしょう。
しかし、「そういわれてみれば変化があった」と改めてお気づきになる点もあると思いますので、この年末に今年の紅茶生活について、ぜひ振り返ってみてください。

もちろん社会的に大きな変化としては、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）についてWHOが緊急事態宣言を終了、日本でも５類感染症扱いとなったことが筆頭に挙げられるでしょう。ところが、この３年間でコロナ禍を契機に仕事や生活そして娯楽や学びのスタイルが、見えにくい部分でもかなり変わったため、日常が戻ってきたというより「新しい生活様式」に移行した、といえる状況が生まれています。
加えて「地球沸騰化」という用語が出てくるほどに気候変動の問題がますます顕著になり、さまざまな対立や紛争も複雑な歴史的背景をもって再燃し、より真剣に地球の未来を考えなくてはいけない時代が来ています。

さて昨年も、《紅茶（お茶）好きな方々の日常》からみえる「ティータイムの価値」 < https://feuillesbleues.com/column/information/11094/ > というお話をさせていただきましたが、この楽しいティータイムを支えてくれている、各産地の茶葉や注目度上昇中の国産紅茶、カップやポットなど食器、アフタヌーンティーサロンやティースタンドといった飲食店での提供スタイルなども、紅茶界全体で時代の変化に対応し、さらにその形式やありかたを変えてゆくことになると思います。 私どもフィーユ・ブルーも、《新しい日常生活のおともとしてあり続けること》をしっかりと意識して、今後の製品づくり、そして楽しみ方のご提案についてさらに検討と努力を重ねていく所存です。

実際にフィーユ・ブルーでは本年、『エテュード』と『パヴァーヌ』のモニターキャンペーン < https://feuillesbleues.com/column/information/11411/ >、
「今日の紅茶」Twitter・Instagram　プレゼントキャンペーン < https://feuillesbleues.com/column/information/10715/ >、
紅茶を楽しむ秋の10週間 < https://feuillesbleues.com/column/10-weeks/11949/ > といった企画で、ティータイムのご提案と、お召し上がりいただいている皆さまとの交流を試みさせていただきました。おかげさまでこれらには多くのコメントをお寄せいただき、私どもも学ぶところ大きく、何より励みになりました。ありがとうございます。来年以降も、皆さまと楽しむ企画ができるよう考えを巡らせておりますので、またぜひご参加をお願いいたします。

小売販売品の新たなブレンドティーとしては、『ミッフィー スイートティーコレクション』にて「ミッフィー フラワーアールグレイ」という、また異なったアプローチから設計した、一見シンプルでいて深く味わっていただけるタイプのアールグレイを発売いたしましたが、本年は主として、定番や復刻ブレンドなどこれまでご提供してきた風味の数々を、改めてじっくりとご賞味、ご活用いただく一年となりました。来年もこの流れを継続しつつ、長くお休みをいただいていたブレンドの復刻、そしてコラボレーションの企画などをいくつか実現できれば、と思っています。

ともあれ、日々皆さまのお手元へと商品を円滑にお届けできているのは、スタッフの努力と、協力会社さまのご助力の賜物として、この場でブレンダーから関係各位に改めて御礼申し上げます。
そして何より、皆さまのご理解とご愛顧によって『フィーユ・ブルー』が支えられていることに、心から感謝しております。
来年も、皆さまの日常をちょっとだけ豊かにできるように、
そして楽しみ方のご提案ができるように、
引き続き努力して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

それでは皆さま、“おいしくたのしく”お茶を飲みながら、良い年をお迎えくださいませ！