重厚なコクと甘香ばしい旨味があり、ミルクになじみ、小麦、バター、砂糖などの風味を引き立て、より美味しく楽しませてくれるという特性を強く持つアッサム。英国の紅茶文化を代表する定番の茶葉です。

「ミッフィー フラワーアッサムティー」ではティータイムの定番紅茶であるアッサムをいわばヨーロピアン・モダンというべき流れのブレンドに着地させることとし、複数の茶園・形状、つまりは香りや味の強弱・性質の異なるアッサム紅茶を選定して調合しました。結果はあくまでシンプルに感じられるように、そして多角的な要素を内包し、受け手により結果を委ねられるようにというバランスに配慮しました。

同時に、今回のブレンドには、点々と可憐な花の咲く野原のような穏やかさという、共通のコンセプトを持たせようというアイディアが初期段階から思い浮かんでいたため、アッサムの風味をかすかに膨らませ、現代的な華やぎを感じていただけるよう、あくまで紅茶葉の旨味を助長するためのハーブを配しました。
ほのかにスパイシーで、ヨーロッパでは古くから活用されてきたエルダーフラワー、アッサムの風味を引き立てる味わいのサフラワー、そして全体に自然な甘い余韻を与えるマーシュマロウをごく微量、使用しています。

フレーバードティーとして、世界で最も有名で愛飲されているといえるアールグレイは英国発祥のブレンドです。伝統的なレシピは、中国紅茶にイタリアのベルガモットオレンジの精油で着香したもので、その清涼感と同時に、食べ物の口直しに抜群の効果を得られる味わいが特徴。現代では食のグローバル化に合わせ、レシピの解釈に積極的な多様性が見られるようになりました。

「ミッフィー フラワーアールグレイティー」でも、人気のブレンド紅茶であるアールグレイをいわばヨーロピアン・モダンというべき流れのブレンドに着地させることとしました。味の土台となる茶葉を南インドのニルギリ紅茶にし、伝統的な中国のキームン紅茶は、クラシックな要素を感じさせつつ、紅茶らしい素直な旨味を持つニルギリをより引き立てるように対置させ、さらに複数のインド、スリランカの茶葉で全体が円滑な印象となるように調整しました。結果はあくまでシンプルに感じられるように、そして多角的な要素を内包し、受け手により結果を委ねられるようにというバランスに配慮しました。

香りの主軸であるベルガモットオレンジの精油は、フィーユ・ブルーのオリジナル調合を背景に組み込みつつ、いわばグレープフルーツのような穏やかな甘みと酸味、同時に蜜柑のような旨味を連想させる柔らかな柑橘香に整えた、きわめて優しい風合いをオリジナルで開発。全体として、ほっと落ち着く風味のアールグレイとして、飽きの来ない味わいに仕上げることができました。

今回のブレンドには、点々と可憐な花の咲く野原のような穏やかさという、共通のコンセプトを持たせようというアイディアが初期段階から思い浮かんでいたため、全体の穏やかさとベルガモットの清涼感をかすかに膨らませ、現代的な華やぎが感じられるように、あくまで紅茶葉の旨味を助長するためのハーブを加えました。
古来重用され、朝露のように清々しくかすかな甘みのあるコーンフラワー、ヨーロッパで長い活用の歴史があるヒースをごく微量、使用しています。