2024.11.01
11月1日は、日本における「紅茶の日」です。
折しも、あたたかい紅茶がより美味しく感じられる季節…ほんの少しだけ、普段よりも“紅茶”の存在を強く意識していただければ幸いです。
「紅茶の日」に関する情報も、各種のメディアで目にされることでしょう。
このように世の注目を一点に集めることも大切ですが、折角の「おすすめ」が、一年に一日、それこそカップ一杯分だけで終わってしまわないよう、紅茶の業界では「11月は紅茶月間」という取り組みも併せて行っています。
そもそも、これをお読みの皆さまは紅茶に相当な興味をお持ちでしょうし、既に日常生活を豊かにする存在として紅茶を日々活用されている方ばかりでしょうが、ぜひ今月は普段にも増して“紅茶”に親しみ、そして皆さまが感じておられる「紅茶の良さ」を、周囲の方にもそれとなくお伝えいただければ嬉しいです。
では恒例の【熊崎からのご提案】です。今年の11月は「“地元”のお菓子屋さんに行ってみよう」といたします。
新しいお菓子やお店の“情報”を、さほどの努力なしに日々大量に知ることができる現代社会ですが、実際に入手したり訪問したり、これを“ご自分の体験”にするためには、やはり現実世界での行動が必要です。
そこでまず魅力的な“情報”をキャッチし、それに惹かれて行動する…この流れは楽しいのですが、逆に普段の生活のなかでたまたま、情報より先に実物と出会ったお菓子やお店から得た“ご自分の体験”には、ひと味違う充実感があるでしょう。さらに今度はそれを“情報”として発信する側に回る瞬間には、なんだか嬉しい気持ちになったりします。 “地元”=言い換えれば、いまお住まいの地域・生まれ育った故郷・以前生活したことがあって今でも愛着のある土地には、全国そして世界中どこにも、コツコツとご商売をされている小さなお菓子屋さんや喫茶店などがあり、地元の日常に溶け込んでいます。 もちろん現代では、新規開店するときからネット上のさまざまな手段で告知をし、それこそ全国的に最初から知ってもらう、目的客を遠くからでも呼び集める、営業日時を限定する、通販を中心にする、といった運営方法を取るのが当たり前になっていますが、その一方で、昔からずっと営業しているけれどネットにはほとんど情報が出てこない、経営方針として派手な宣伝は控え地縁や口コミを最優先にする、といったお菓子やお店も、年々減ってはいますが未だ多く存在しています。
こういった“地元”のお菓子やお店は、身近にありすぎて風景の一部となっていたり、あえて隠れていたり、記憶のはるか奥底に埋もれてしまっていたり、意識に上ってきにくいために見落とし続けていることが結構あります。
私も先日、店の前を毎月のように無意識に通り過ぎていた(ネットなどでもほぼ見つけられない)古い和菓子屋さんの地元銘菓が、たまたま親戚の好物と聞き、買いに行って食べて「しまった、もっと早くに試していたら良かった!」ということがありましたし、昔よく行った土地の小さなお店が廃業することを、偶然知人と話しているときに教えてもらい、駆け込みで最後にもう一度食べに行った、というようなこともこれまでに何度もありました。
こういったお菓子やお店からは、飾らず、ちょっとした日常の楽しみを与えてくれる存在、という味わいや造りの確かさがあり、いわゆる“映え”の強さや派手さはなくともじんわりと心に響くような何かを感じます。
さて、これは「紅茶の日/紅茶月間」のご提案ですから、今年の11月はぜひ、普段とは違う五感を働かせて街を歩いたり、年配のご家族や旧友に連絡を取って教えてもらったり、地元の観光案内所で調べたりして《ネットで意図的に発信された情報に頼らず》出会った“地元”のお菓子を、シンプルな美味しさを感じられる紅茶と一緒に楽しんでみてください。
そしてせっかくですから、結果はSNSなどを通じて発信していただき、私もその“情報”を受け取らせていただければなお、ありがたいです。
ティーブレンダーとしては、こういったお菓子をいただく際に、基本的には紅茶にしっかりとした引き立て役に回ってもらうこととして、代表的な産地茶葉を使ったシンプルな味わいのものをおすすめしています。
フィーユ・ブルーでは、そのうえでブレンドによって、シンプルな味わいのなかにきちんとした“方向づけ”をさせていただいており、エレガントな紅茶らしい味わいにまとめた「セイロン」、じんわりとした深めの味わいと香味に寄せた「ダージリン」、和洋菓子に広く合うコクの中に緩急をつけた「ロイヤルブレンド」、様々な要素がバランスよく配されて出しゃばらない「アイリッシュブレックファースト」、品の良い渋みと落ち着きあるのど越しが甘めのお菓子と合う「ウヴァ」をご用意し、今回のご提案にまんべんなく対応できる品ぞろえとなっています。この5種類をセットにしたブレンドセレクション Noirもありますし、11月の30ティーバッグもおすすめです。
もちろん、ほっこりとして、ちょっと華やいだティータイムを楽しむのに向いた各種のフレーバードティーも美味しく好相性です。
ちょうど現在、フィーユ・ブルーは昨年好評だった秋企画の2024年版として 「旬と紅茶を楽しむ秋の10週間」 を開催中です。
今年は旬の食材を毎週取り上げ、合わせて紅茶を楽しむシチュエーション、おすすめのブレンドティー、飲み方のレシピなどを公開しています。
“地元”のお菓子にも、栗、カボチャ、柑橘など旬の食材を使った季節商品がたくさん並んでいるでしょうから、ぴったりくるブレンドティー選びのご参考にもどうぞ。
そして、おかげさまでフィーユ・ブルーの X(旧Twitter)企画「今日の紅茶」も好評継続中です。ホームページ にある積み重ねの成果を振り返ってみると、今年のご提案ともリンクする“地元”のお菓子がたくさん登場していますので、こちらもぜひ。
まずは折角の11月1日、ご自分にとっての「紅茶の日」にぴったりの一杯を用意して、美味しく楽しいティータイムをお過ごしください!
ティーブレンダー 熊崎 俊太郎
『旬と紅茶を楽しむ秋の10週間』
Vol.8「リンゴと紅茶」リンゴと合わせるのにおすすめのブレンドをセットにした特別商品をご案内します。【11月10日まで】
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『旬と紅茶を楽しむ秋の10週間』
Vol.7「柑橘と紅茶」レモンやオレンジなどの柑橘類と合わせて楽しんでいただきたい4ブレンドをセットにした特別商品です。【11月3日まで】
ル・ブルー3パックと個包装3ティーバッグのたっぷり楽しめるセット。10%OFFよりもお得な【特別価格】!
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