10 Jyu の物語-5 

茶葉が紅茶として生まれ変わる時

フィーユ・ブル―では10周年を迎え、昨年末より、復刻版アーモニーの販売をはじめ、記念すべき年として、様々な取り組みを行ってまいりました。その締めくくりとして、ティーブレンダー熊崎俊太郎の10年のブレンドの集大成として、またフィーユ・ブル―の根底に流れる「思想」をあらわしたブレンドとして「10 Jyu」を開発いたしました。


 

茶葉は摘み取られる瞬間から萎凋、揉捻、発酵、乾燥という工程を経て、紅茶となるまで、常に人の手を介して完成します。そして農産物である以上、その日の温度や湿度でなどでも状態は変わり、味わいは微細に変化していきます。違いは個性であり魅力にもなりますが、紅茶を商品化するにはブレンドは欠かせない最後の工程となります。そして、目指す味わいにするには、何を選びとり、どのように組み合わせるのか、いつでも無限の可能性があるのです。

「10Jyu」を構成しているFとBのブレンドは、製造過程で茶葉が紅茶へと変化していく段階の特徴的な要素をテーマとし、それぞれの風味にいかしています。FとBには茶畑から得られる“青い恵み”の素晴らしさと、発酵から生まれる“紅茶らしさ”にある美味しさがあります。それぞれに味わっていただくと、茶葉が経てきた時間、記憶としてそこに残されているものを感じていただけるはずです。

セットについて
「10 Jyu」にはテイスティングカップは1セットついていますが、追加で1セットを特別価格にてご案内しています。FタイプとBタイプ、両方をまとめて楽しんでみたい方にはおすすめです。専用の冊子「10book」にはより詳しい解説をまとめています。
少数限定となりますので、予定数量にて販売終了となります。

ここでは数回に分けて、この「10 Jyu」についてご紹介してまいります。

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