新緑が美しい季節には、目にも美しく爽やかなティータイムを
2017.07.26
今回は「マスカット」にぴったりな生クリームとキウイフルーツを使った美しくて簡単なデコレーションを教えていいただきました。
マスカットを思わせる爽やかなグリーンがまぶしいキウイフルーツのショートケーキは、キウイフルーツの酸味と甘みとのバランスも程よく、「マスカット」の香りとも調和する組み合わせです。
フィーユ・ブルーの「マスカット」は香料の入ったフレーバードティーを飲むという感覚ではなく、フルーツを飲んでいる気分で味わえる不思議な紅茶だと感じています。香りはフルーティーなのに甘さがなく、飲んだ後もさっぱりするところがクセになるところ。生徒さんが集まるレッスンの最後に、皆さんに気分転換していただくのにもぴったりです。
飲みやすい香りと味わいは、上質な生クリーム系のケーキと相性がよく、最後にすっきりとした清涼感が残るので、今回はショートケーキと合わせました。このほか、カスタードと生クリームたっぷりのシュークリームなどもおすすめです。フルーツは「マスカット」のグリーンをイメージさせるキウイを選びましたが、トッピングにはキウイの他、刻んだピスタチオやミントなどのハーブですっきりとまとめてみましょう。
今回はホールケーキのデコレーションで1番難しいサイドにはクリームを塗らずに、きれいに仕上げます。12cmの食べきりサイズでつくると十字にナイフを入れる4等分のカットで、切りやすくもあります。スポンジは市販のものでももちろん、パンケーキにもおすすめの方法です。
生クリームは乳脂肪分が高い方がコクがありおいしいのですが、塗りにくくもあるので、乳脂肪47%のものに牛乳を少し加えて40%程度にすると風味もしっかり残り扱いやすくなります。
今回は47%生クリーム100㏄に牛乳大さじ1、砂糖は生クリームの量の8%の8gを加えています。あまりしっかり泡立てないのもポイント。泡だて器からクリームがしたたるような写真程度の緩さで泡立て、ナッペ(スポンジにクリームを塗る)していきます。
ホールケーキにナッペする場合、おいしく仕上げる大切なポイントはいじりすぎないこと。触れば触るほど生クリームが分離してしまいざらっとした舌ざわりになってしまいます。クリームを塗るのにはパレットナイフを使いますが、写真のようにきれい平らにしようとせず、ナイフあとが残る程度で仕上げます。
サイドにはクリームを塗らず、少しフルーツや生クリームがサイドからはみ出すように飾るとおいしそうに見えます。キウイフルーツなら丸い部分が花びらに見えるようにするときれいです。中央にもフルーツを乗せて、サンドします。
デコレーション後、クリームを落ち着かせるため、30分ほど冷蔵庫でねかせます。カットはナイフを温めて、細かくひくイメージで。上部のフルーツやハーブはカットしてから飾る方がきれいです
フィーユ・ブルーの「マスカット」は、実際の果実が持つ個性的な甘い香りの印象を保ちつつ、紅茶らしい余韻を失わないように、ベースとなる茶葉のブレンドに工夫をしています。
結果、酸味のあるフルーツとの相性もよく、キウイフルーツをカットして飾ったアイスティーなど、以前からイベントなどでおすすめしていたのですがharu先生も同じお考えで、とても嬉しかったです。
今回のようなショートケーキと合わせるのであれば、紅茶は蒸らし時間をいつもより30秒ほど長めにして、しっかりとした味わいにするのがおすすめです。
ひんやりとした甘く爽やかな香りの相乗効果に、軽やかで上質な生クリームで、口当たりよく後味のまとまるこのペアリング、とてもおいしいご提案をいただき、ありがとうございます。
フードコーディネーター。祐成陽子クッキングアートセミナー・フードコーディネーターコース卒業。作りやすく色味も美しいパンやお菓子が評判で、お菓子が引き立つコーディネイトやラッピングも人気。
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