2020.06.09
夏のアイスティー。
気軽にたっぷり楽しんでいただきたいので、まとめて作るにも簡単で濁りにくい方法を紹介します。
アイスティーにする場合に、作っている最中から濁ってきてしまう場合があります。紅茶の種類によって、濁りやすいもの、そうでないものもありますが、手順を変えることで、クリアに、また手軽にもなります。
私もこの方法を社内で教えてもらった時は目から鱗でした。
1杯分を作る場合はオンザロック方式などで作れば良いわけですが、まとめて作りたい場合、耐熱ポットで抽出→加水(加氷)していました。しかし、そもそも冷たいものを作りたいのに、高温で冷めないようにしていた熱々の紅茶に水や氷を入れて温度を下げるより、冷たい容器に入った冷えた水に濃いめの抽出液を加える方が、早く温度が下がりますし、氷を溶かしすぎて水っぽくなってしまうこともなく、飲みたい紅茶の濃さに仕上げることができるわけです。
気づいてみれば簡単なことでしたが、この方法にすることで、ほぼ濁り知らずで、慌てずできるようになりましたので、レシピにしてみました。
ティーバッグ2個
熱湯 100cc
冷水 300cc
多く作りたい場合は1ティーバッグにつき、湯と水合計で200ccずつ増やしていきます。
温めたポットに100ccの熱湯を入れ、ティーバッグを2個入れます。
3分〜5分ほど蒸らします。
紅茶を抽出している間に、500cc容量のポットやメジャーカップに冷水を300cc準備します。
冷水にするために氷を入れておいてもよいのですが、紅茶液を入れるときには溶けきっている、もしくは氷は取り除く(※1)ようにします。
※1 濁り(クリームダウン)の原因は冷たいもの(氷)と暖かいもの(紅茶液)との急激な温度差によって生まれます。なるべく紅茶液が氷と触れないようにします。
ポットからティーバッグを取り出し(軽く絞るように液をきり)、お好みで甘みを加えます。
ポットから、準備していた冷水に注ぎます。
そのまま冷蔵庫に入れて冷やしておきます。
●なるべくお早めに飲みきってください。
●写真のように完成容量は茶殻が若干のお湯を吸ったため。きちんと紅茶葉が開き、美味しい抽出液が取り出せた証拠でもあります。
●氷は使わなくても美味しく飲めますが、加える場合は飲む前にグラスに注ぐ時に加えます。
出来上がったアイスティーをもっと冷たく楽しむのに、冷凍フルーツを加えるのもオススメです。
コンビニエンスストアやスーパーで手に入るマンゴーやイチゴ、ぶどうなど市販の冷凍フルーツを使うのも手軽ですし、料理などで余ったレモンやライムを冷凍しておいても、すぐに使えて便利です。
おすすめブレンド:マスカット、セイロン、セレブレーション、オレンジミント、アールグレイ